意識の向かうところにエネルギーは流れる
2021.09.07
最近、「量子力学」とか「量子物理学」いう単語を
よく見かけます。
皆様はいかがですか?
「力学」なんていうとわかりにくい物理の世界だよね~?
とか、
そんな事、今の現実に関係ないよね~!
とか
自分には関係ない世界の様に思ったりしていませんか?
今回買った本、
「思考のすごい力」
ブルース・リプトン博士著(細胞生物学者)。
ここにまで量子力学の話が出ている。
量子力学は宇宙の生い立ちから
物質の構成、エネルギーなど
今では幅広い分野での基礎的な考え方のようです。
最近では量子コンピューターの研究も盛んに競われており、
もう間もなく幅広い実用化に向かうと言われています。
さて私はこの本を心理学の観点から選んだのですが
なんとここにも量子力学が出てきたから驚きでした。
心理学と量子力学の関係性については
話題としては聞いたことがありますが
一体どんな関係性があるのだろう?と思っていました。
丁度、いい本に出合えました。
「思考」とは意識の事であって、無意識とは違います。
量子力学と思考が、どの様にかかわりがあるの??
凄く興味がありました。
目に留まった言葉がいくつかあります。
「化学物質が情動をつくる」
確かに脳内では電気信号が発せられ情報が送られる。
そしてホルモンとか伝達物質とかいうと
これは化学物質だ。なるほど!
そしてそれはそれぞれの細胞に行き届き、
細胞壁にある無数のスイッチに影響を与えると言う事らしい。
その結果、細胞内のDNAにまで変化が及ぶそうです。
細胞は環境に合わせて形を変える。
そして遺伝子のふるまいを変えると言う事だそうだ。
今までは遺伝子が変わって、細胞が変わる、と思っていたけど
この本によると、逆のようです。
心理学的に言うと
心が体に優先し、薬よりも力があると言う事だ。
「気の持ちよう」と言う言葉がある。 これが「思考」です。
「思い込み」でもある。
NLPではこれを「ビリーフ」といいます。
ビリーフの実例として
有名な「プラシーボ効果」という言葉があります。
薬理効果のない錠剤(偽薬)を服用した患者が快方に向かう現象の事です。
これに対する「ノーシーボ効果」とうのもあるそうです。
否定的思考によって健康を損なうと言う事です。
やっぱり、心は薬より力があると言う事のようです。
まさに
「意識の向かうところにエネルギーは流れる」
ですね。
コロナ禍で、ついつい閉塞的になりがちな日々ですが、
それでも何処かで何か良いことは起きてます。
ささやかな日常の中に、起きてることに目を向け、
そこに喜びを見つけてみてはいかがでしょうか?
この本の結びにこんな言葉が書いてありました。
「人間の赤ん坊にとっても、大人にとっても
成長・増殖を最もよく促進してくれるのは
愛なのだ。
愛のない生涯は価値がない。
愛は生命にとっての水。
全身全霊を傾けて飲み干しなさい。」
素晴らしいメッセージだと思います。
秋の夜長に・・・と思いながら読みましたが
何せ分厚い本なので、一寸ばかり時間がかかってしまいました。
詳しく書いてあるので、流し読みできる本ではないですね。
面白かった!
私の意識は「量子力学」に向いているようです。
無意識にまで浸透してます。
ついついこの単語を見ると、アマゾってしまいます。(笑)
最後までお読みいただきありがとうございました。
人財育成研究所 創生社
NLPトレーナー 髙野 匡