人の力を借りる、と言う事
2021.05.18
「自分の力で何とかする!」 とか
「自分の力で何とかしろ!」 とか
人は良く言うし、言われた経験もある。
皆さんも思えばこんなことあったな!
と言う方も多いのでないでしょうか?
「他力本願」の事じゃありませんよ。
困りごとがあった時、
誰かに相談したいとき、
最後に相手から返ってくるのは
こんな言葉だったことが何度もある。
ついつい、「ヤッパリそうか」と思って
やらざるを得なくなる。
そこで何とか必死になって
時間を惜しんで勉強したり
努力して頑張って、
漸くたどり着く。
困りごとが、技術や、スキルや、知識の類だったらそれでいい。
成長の機会(チャンス)と捉えることが出来る。
そして、それがもし、ものの見方、考え方、価値観と言う事になると
そうはいかない。
価値観と言うのは、環境が変わったり、生死にかかわる事に出会ったり、
素晴らしい人と出会った時に、突然変わる。
こんな事を、今から25年前にある講座で学んだ。
それが今よく解る。
その時の講師は、日蓮宗の、とあるお上人様で
今でもその教えは覚えている。
「価値観と言うものは、出会った人によって変えられる。
徐々に、段々、努力して変わるものではない。
自分が素晴らしいと思う人、自分より高い価値観を持った人と出会った時に、
まるで石が割れる如く、一瞬で、その人の信じる価値観に変えられるものだ。」
と言ってた。
さて、今はコロナの影響で、まさに価値観の変わり目でもあると思う。
そして私は色々な経営者の方とお会いする。
その中で最近良く思う事がある。
良い方向に変化している会社。
変化してない会社、もしくは停滞している会社。
その違いは何か?
これが、
人の力を借りてる会社、と
全て自前で、或いは経営者の力だけで何とかしようと思っている会社。
との違いだと思う。
聞く耳を持つ事は勿論だが、
様々なジャンルのプロ、コンサル、の力を借り、
意見や指導を受けている会社は、
早く成長にたどり着く。
全て自前で経営者自らが学び
解決に向かおうと言う企業は、
姿勢は立派だ。
経営者だって、学びながら今日に至っている。
しかし、問題の解決から成長までには相当の時間を要し、
その間に体力を消耗し
結果的に成長どころか疲弊が見えてくることすらある。
そんな状況を最近見たり、聞いたり、
感じたりしている。
思考の柔軟性や、変化のスピード感が要求されている今、
大いに人の力を借りた方が良いと思っている。
まして、NLPでいう、自分の無意識の中身は、
自分でもよく解っていない、人が殆どだ。
今、研修をさせて頂いてる企業様でも
毎回毎回、成長の兆しが表れている。
迷っている暇はない。
人に投資する!
社員に投資する。
これが企業の成長戦略の一つであることは
間違いない。
人の力を大いに借りよう!
本日も、最後までお読みいただきまして、有難うございました。
人財育成研究所 創生社
NLPトレーナー 髙野 匡