正常性バイアス
2020.05.04
皆さん、こんにちは。
日本全国、STAY HOME ! のなか
いかがお過ごしでしょうか?
様々な制約を受けてのGWですが
きっとそれぞれ工夫をされて過ごされている事と思います。
そうすると今までにない発見があったりしませんか?
今までの考え方、常識などについて
改めて考えてみる機会かもしれませんよね。
さて、そんな中、先日ある会合でミーティングを行った時に
気になるキーワードが出てきました。
それが今回のテーマ
「正常性バイアス」
という言葉です。
皆さんご存知でしたか?
危険が迫っているのに
「自分は大丈夫!」
「何とかなる!」
なんて考えたことはありませんか?
それがまさに
「正常性バイアス」なんです。
Wikipedia によると
「自分にとって都合の悪い情報を無視したり
過小評価したりしてしまう人の特性の事。
人の心は予期せぬ出来事に対して、ある程度鈍感にできている。
日々の生活の中で生じる予期せぬ変化や新しい事象に
心が過剰に反応して疲弊しないために必要な働きで
ある程度の限界までは正常の範囲として処理する
心のメカニズムが備わっていると考えられる。」
とあります。
元々人間の恒常性を維持するためのものだったのです。
しかしその反面「逃げ遅れ」などを引き起こし
大災害等で多くの犠牲者をだしてしまう結果になってしまう事も
少なくありません。
過去の歴史の中で何度も起きてます。
その例として、東日本大震災、御岳山の噴火などが、よく挙げられます。
昨年の台風19号でも同じことが言えるかもしれません。
そして今回の「新型コロナウィルス」の感染についても
「自分はかからない。」
「自分たちは大丈夫!」
という方々が、逆に感染源になってしまっているかもしれません。
では正常性バイアスから脱するにはどうしたらいいのか?
有効な手段として挙げられているのは「訓練」なんだそうです。
非日常を予想し、落ち着いて行動が出来るようにしておく事ですよね。
更に、災害時に自ら率先して危険を避ける行動や避難を開始できる人を
「率先避難者」と呼ぶそうです。
出来れば自分が「率先避難者」になろうと心がける事も
大切でね。
「新型コロナ」の影響で、いま様々な新しい制約を受けている今こそ
私たち自身の「正常性バイアス」を認識し、
「自分は大丈夫!」ではなく
「自分は加害者にも被害者にもなりうる!
だから、自分で出来る事を可能な限り行い、
率先避難者を目指す」
というスタンスが望まれているのだと思います。
新しい生活習慣、ビジネスの在り方、などを
真剣に一緒に考えてみませんか?
「誰かのせい」にしたところで
自分には何も生まれないと思います。
アフターコロナは自分たちの力で作りましょう。
最後までお読み頂き 有難うございます。
人財育成研究所 創生社
NLPトレーナー 髙野 匡